日曜日はガソリンも少なかったので家から一歩も出ずに、ゆっくりと過ごしました。大学時代の友人は千葉県旭市にボランティアに出かけたり、さいたまスーパーアリーナでも大勢のボランティアが活動していたようですが、連日のガソリン早起きや大震災からほとんど休んでいないのも感じていたので、ちょっと休憩で昼寝もやくさんしました。なるべくTVもつけないようにして精神も休ませましたので今日の月曜日は元気に活動できました。こうなると神様も味方してくれるようで、朝9時に買物をしてから出社する途中、いつも使っているGSがあいていて、30分ほど並んだだけで給油することができました。もう残量ランプも点灯していたのでほんとうに助かりました。よかった、よかった。会社に着きメールをチェックすると、学生時代の仲間と教会の牧師さんが明日より宮城県石巻に向かうにあたって、緊急支援の表示がほしいと言うことでした。すっかりやることから抜け落ちていましたが、これも看板屋さんができることのひとつです。仕事を中断して緊急支援表示のマグネットを10枚制作して現地に持っていってもらうことにしました。作っているところで、そうだ東北応援マグネットも作ろうと思い立ち、色々と考えました。
ネット上でも東北を応援するバナーやステッカーなど色々作られていますが、「がんばれ東北、がんろう東北」のフレーズにちょっと違和感を感じていました。がんばれと言われてがんばることができる気持ちをもてる人がほとんどであればそれも良いのですが、今回の震災はその域を超えていると思います。そうなるとサッカーの長友くんが言うような「いつでもいっしょにいるよ」というメッセージがいいかとも思いましたが、それでは復興に向かう気持ちにつながりません。色々考えましたがシンプルに「ここから いっしょに がんばろう!」というコピーを考えました。写真の実物の説明は、日本の赤丸の中に、新潟中越地震から使われてきた「絆」という文字を入れました。赤丸の下には2011・3・11の日付をあえていれます。まさにその日が「ここから」につながります。そして、東北と日本が絆でつながり、あの日からいっしょにがんばって復興を目指しましょうというメッセージにしました。もっといいデザインも、コピーもあるとは思いますが、このスタイルで10枚制作していっしょに持っていってもらいます。マグネットは三重の奥山黒板さんから格安で購入したものを使いました。こんな時のために多めに購入しておいたものが役に立ちました。まだまだ、看板屋としてもやることがあると思えました。
「ここから いっしょに がんばろう! 東北・日本」