看板を頼むときは看板屋さんに頼むものですが、看板屋さんは看板を作る材料を資材屋さんやメーカーさんから購入して看板を制作してお客様にわたします。資材屋さんの良し悪しも看板屋さんの良し悪しにかかわってくると思います。昔は材料を注文して、運んでもらうだけの関係だと思っていましたが、ネットの世界が広がり、看板仕事人のようなコミュニティの中にいると、こちらのほうが新しい情報を得るようになることも多くなり、最近は資材屋さんにアドバイスを与えたり、相談を持ち掛けられたりするようになりました。ここ数日、資材屋さんが営業にくることが多かったのですが、ようは不景気で看板の資材も動かないのでなんとか売り込みたいという気持ちなのでしょう。幸い弊社はネットからのお客様の動きは堅調で、仕事も減っていかないので資材屋さんが来ても気持ちよく対応できます。仕事が無くて困っている看板屋さんに行くと、資材屋さんはいやな顔もされるそうなのですが、それではお互い看板業界を高めることはできません。
こちらも商売ですので、複数の資材屋さんに話を聞き、対応の早さ、価格の安さ、割引率などで注文を出すところを決めていくことになります。その際に金額に関しては、内緒にしておいてくださいというような特別価格以外はなるべくオープンにして、情報を共有させて競争してもらうようにしています。ただ、その時安いだけでは買いません。サービスも含めた総合的な対応で資材は買うようにしています。これはお客さんが看板屋さんを選ぶときに似ていると思います。価格は必ず考えますが、それ以上の付加価値やサービスを求めて、お客様は看板屋さんを選ぶものです。そんなお客様のために、看板屋さんは資材屋さんとのお付き合いも考えていくものなのです。商いですから、恨みっこなしですね。写真はそんなメーカーさんのカタログ棚です。