今日は朝から看板の見積提出が続きました。HPからの問い合わせやリピーターのお客様から看板を頼まれるときに、「見積無しでいくらでもいいから看板を作ってよ、」と言われたことはいまだありません。こちらを信用してくれて、いくらでもいいよなんていってくれるお客さんばかりならば、どれだけ楽なことでしょう。実際はまずは見積書の提出となりますから、そこが最初の一仕事です。特にHPから問合せていただいたお客様は相見積もりもされていますので、価格と作業内容を吟味することが大切になります。ところが、看板の価格というものは決まった相場が全国で統一されているものでもなく、看板組合みたいなところで最低価格が決まっているわけでもありません。さらには部材の選び方、看板の大きさ、取付方法など様々な要素によって価格が変わってしまい、その価格の幅も広いのでなかなか難しい作業です。
何度も作っている大きさの看板であれば、計算式のようなものもあります。3×6のたたみ1枚の大きさの木枠看板ならば何万円、最近ですとインクジェットの出力は平米何千円など、計算しやすいものもあれば、部材をすべて計算して、制作方法・取付方法をかんがみて、手間を計算し、利益をのせてやっと見積が完成するものもあります。この一仕事がなかなか大変な作業ですので、お客様には見積をきちんと検討していただきたいと願っています。最終金額だけ見てもその中身が違うと、こんなはずじゃなかったという看板が出来上がったりしますから、きちんと吟味して、分からない事・不明な点は聞いていただきたいと思います。最近、弊社も見積方法を変えてお客様によりわかりやすく、またなるべくなら弊社に依頼していただけるように対策をねっています。メールでのお返事の場合は添付書類も増やすこともできますので、よりわかりやすい見積になるように努力しています。これが仕事の第一歩ですから、正確に行うことが大切です。写真はターポリン懸垂幕です。初出場は一度しか使えませんので、使い回しができるようにシール文字ではがせるようにしてあります。3000×600の大きさです。